私はどんなことがあっても、どれだけ時が過ぎても、変わることなく、これからもこの公園にいる。
そして、待っている。
(ねぇ、ナギサ。忘れないで)
(貴女が犯した罪を)
(どうか、どうか――)
(切実に願っているよ)
(ああ、逢いたい、とても逢いたい)
(愛しい愛しい、私のナギサ)
この願いが叶って、ナギサがこの公園に現れた時、私はこの上ない幸せに涙するだろう。
一度だって、一瞬たりとも信じたことなどなかった神様を、素直に信じるだろう。
そして、迷うことなく、ナギサの手を掴むだろう。
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