子どもの王国
☆[災厄の日 前日 放課後](1/2)
昼休みが終わり
その後の授業を終えた郁恵は勝人とのいつもの場所に向かった。その頃…

ロシア クレムリン 赤の広場地下

「緊急事態発生、緊急事態発生。」とてつもない警告音、そして機械の声が鳴る
「ヤヤコフ教授!早く退避を!」ガスマスクをかぶった研究員が、青ざめて言った。
「もう遅い…」ヤヤコフ教授は諦めていた。
なぜか?そこは、赤の広場の地下300メートルにあるクレムリンウイルス地下研究所、事故がおきたら自動で封鎖される事になっている。出れたとしても軍に殺される。

「今すぐ試験体Pー300のデータを世界中のウイルス研究所や大学、政府機関に送信しろ!」ヤヤコフは焦っていた。 「しかし、これは国家機密ですよ!?」
「構わん!人類が滅ぶよりましだ!」
その日世界に人類に悪魔が忍び寄った。

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