マジック・ワールド
[真相と影](1/20)

「え!?ドラゴン以外の言葉も分かるのか!?」

私は赤城さんに能力のことを話した。


この人は大丈夫だと判断したから。


「赤城さんに嘘をつくつもりはありません。ただ、このことは誰にも言わないでいただきたいです。」

「なら言わなければよかったのでは?」

「あなたに誤解されたくありませんから。」

私が笑って答える。

それでも不思議そうにしている赤城さん。

「俺は第一級貴族だ。そんな情報を聞けば流す可能性もあると承知で話しているのか?」

「あなたはそんなことしませんよ。あなたは誰よりも心優しい人です。
でなければ、シファさんを射止められなかったでしょ?」

「ハハハッ!お前の言う通りかもな。」

初めて笑っているところを見せてくれた。

少しは仲良くなれてるのかな?

「そういう天宮殿もすごい人だと思っている。俺と話をするときは大抵のヤツが金と権力の話を盛り込もうとする。味方につけたいんだろうな。

だから、俺を見てくれる人はいなかった。

お前で2人目だよ。貴族である俺を真正面から見てくれたのは。」

おそらく、もう1人はシファさんだろう。

「貴族が嫌いと聞いてたから面会時、反発される気がしてたまらなかった。」

「それは奥村のこともありますから。あくまでも私に変な悪態をつけようとするやつが嫌いなだけです。」

「それに、俺に様付けしないしな。」

「してもしなくても変わらないでしょう?
わざわざそんなことして貴族様に気に入られる気は全くありませんから。
私は私らしくいたいだけです。」

『そこがリランらしいよな。』

と、シドにもツッコまれる。

『シドが一気に大人びいたはリランと出会ったからなのだろ?』

ゴウがシドに質問する。

シドはとても優しい顔をしていた。

『リランは俺に次へ進むための一歩を教えてくれた。7年前から心を閉ざしていた俺を支えてくれたよ。
だから心強い、俺の最高のパートナーだ。』

シドの言葉が胸に染み込んだ。











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