マジック・ワールド
[天空の祭典](2/9)
2人と通信を終えて、私は壁にかかっている時計を見る。

もう、7時か。

そろそろ食堂に行きたいな。

他の人たちはたいてい6時台に夕飯を食べ終わってる。だけど、私はあえて時間をずらしていくようにしている。だって、何されるか分からないからね。



食堂に行くとたいていガランとしている。人はまばらにいるだけである程度、自由に座れる。

いつものメニューを頼み、窓側の席で食べていると視界に何かが映った。

「?」

『今のは?』

一瞬、夜空全体がパッと光った気がしたんだけど。


ま、気のせいか。

私は満足するまでご飯を食べたのだった。


このときはまだ何も知らなかった。


これが予兆であったということを。






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