マジック・ワールド
[秘めた能力](1/4)
「ん?」気がつくと少し暗い空間にいた。

「ここは一体

さっきまで追いかけられていたことは覚えている。それから壁から手が出てきて

「あれは、魔法だったの?」

でも、あんな高度な魔法を使えるのは学園内でも限られる。物体をねじ曲げ、異空間へ繋げるなんてできるとしたら。

『やあ、リラン!』

「え!?どうしてここにいるのよ、ミリア!」

私は友達の名前を呼んだ。
……友達と言っても人ではないが。

『ついてきて。会わせたい人がいるの。』

彼女の後を追っていく。空間に引きずり込まれたのにやけに落ち着いている自分がいる。

こういうの、前にもあったっけ?

『ほら、ボーッとしてたら置いてくよ!』

ミリアの声に導かれて歩いていると少しずつまばゆい光が差し込んでくる。その先には


ようこそ。天宮リランさん。」

なんと、探していた学園長本人がいた。


ミリアは私の周りをふわふわしている。その間、学園長はお茶を出してくれた。

「ありがとうございます。」

私はお茶を飲んでゆっくりし始めると学園長はあのときみたいに微笑んでた。

「やっと肩の力がぬけたな。」

「え

「嫌がらせの件はすでに手を打った。安心しなさい。」

そう言ってまた笑う。すると一気に張り詰めていたものがスーッと体からぬけていく。

ああ。私、無意識のうちに警戒してたんだ。

周りの声を気にしすぎて心まで張り詰めていたんだと分かった。

「聞きたいことは山のようにあるだろうが、少し確認したいことがあるのだ。」

そういって学園長は私を、いや。正確にはミリアを見ていた。まさか。

「おぬしはこの光る蝶が見えているのか?」

「!はい。ミリアは私の友達ですから。」

「やはりそうか。」

学園長の言っていることは私も理解している。ミリアはただの蝶ではない。特定の人物にしか見ることができない特別な蝶なのだ。

「しかし、まさか伝説が本当になるとはな。」

「伝説?」
そんな伝承あったっけ?

「オルバルノの地に伝わる最古の伝説だ。

地が崩壊すとき、世界は滅ぶ。奇跡の鳥を従える者、現れし。その者、花咲かすとき地の崩壊やむ。”

奇跡の鳥というのは今、お前の周りを飛んでいる蝶のことだ。今は“魂”という意味を持つ言葉で
リフィ”と呼ばれている。」

リフィきれいな名前だな。

……ん?ちょっと待って。

「あの、従える者って、まさか

「伝承が正しいのなら、お前のことになるだろう。」

えー!!!








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