マジック・ワールド
[嫌がらせ](1/1)
「はあー。」

私は部屋で何度目かのため息をつく。


学園生活が始まって数週間が経つ。

生活にも慣れが出てきた。
でも、人によって違いはある。どうしても慣れないことだってあるでしょ?私の場合は


コンコンっとドアを叩く音。

私がドアを開けると廊下の奥を走り去る人影が見えた。

「まただ。」

頭をかきながら部屋に入る。
すると、またドアのノックがする。


そう。このドアノックが未だに慣れない。

もちろん、嫌がらせだと分かっている。

でも、先生に話してもろくに対応してくれない。(先生も私を劣等生扱いしているもよう。)


それでもめげずにやっていけてるのは入学式のときの件が気になっていたから。

学園長の言葉が本当なら詳細を知りたいな。


気になることがあればトコトン調べたいという性格のため、周りと比べても学習面では負けていない。

もっと言えば私が入学したオルバルノ学園高等部の学習内容はすでに一度勉強済みくらい。

でも魔法が使えなきゃ意味ない内容の方が多い。
(本音は、無駄に頭良いなんてなんか嫌なんです。)


で、寮の自室でさっきからずっと学園の資料を見ていたんだけど、学園長がいる部屋がまったく見つからないのよね。

「学園のトップだから場所がバレたら困るとか?」

一人つぶやきながら考える。

会って話した方が早いと思ってたのにいきなり八方塞がりだ。


動くか。」


行動すれば嫌がらせを受ける確率が上がる(ことが分かっている)が仕方ない。

私は部屋をゆっくりと出た。


まずは一階から。


講義室や会議室、面会室と言った場所が多くあるだけで何もない。

今日は休日ということもあって人はそこまでいない。ハズレだ。


「これじゃきりがないな。」


私は何とかして人気の少ない場所を探した。
まだ学園内しか行動できない1年生がウロウロしていて動けない。


こうなったら久しぶりにやるか。

影に隠れて私は目を閉じる。少しずつ集中力を高めていく。すると、一瞬だけ光が見え


「へえ。意外だなー。」


声が聞こえて、とっさに目を開ける。
そこにはいつも私の邪魔をする同級生の男子たちがいた。

「一人で何やってたんだ?」「俺たちと遊ぼうぜ。」「ほら、劣等生は優等生の命令を聞くんだろ?」

手が伸びてきたからそれを振りほどいて私は全力疾走。

「おい!逃げるな!」と叫び、追いかける男子。

逃げる以外の方法あるか!と思いながら必死に逃げる。

人にぶつかるたびに「何やってんだよ、劣等生!」と怒鳴られる。

仕方ないだろ!こっちだって必死なの分からないの?
と思いつつ「すみません」と言い残す。

でもそれで反感を買ってしまい追いかける数が増えた気がする。

そんな中、ちょうど二階の階段を駆け上がっていたとき。


「え!?」


壁から手が出てきて











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