クールボーイと私と○○
★ 旅行先で○○○(1/11)


それからしてあっという間に1週間がたった。


元々持っていた赤のスーツケースには、適当な服を2、3着のみ。

残りの、3000万強は全て銀行口座にいれ現地の現金はほんの少しだけ用意してそれ以外は何もいれなかった為、大きなスーツケースにもかかわらずかなり軽め。


先日SHOさんにもらったあの日使われたコスメを使用して、メイクをする。


そして、気合いを入れてから空港へとタクシーで向かった。



チェックインをすると専用ラウンジに促され、中に入るとどの人も品格が漂う年配の方や、ビジネスマンの方々。


また、明らかにお金持ってますという外国人の人がふかふかの椅子に座っていた。


若干自分が浮いているように思えてきた。


すると一人の白人男性が声をかけてきた


「Hi! I'm Pid. Where are you going?」(はい、僕はピッドだよ。どこいくの?)


「Hi.I'm Rei. I'm going to France and Italy.」(はい、私は麗です。フランスとイタリアに行くのよ)


「oh lovely. I think there is good wether and little worm.I'm going to France too. I have to work in there. 」(いいね!多分、天気もいいし暖かいと思うよ。僕もフランスにいくんだ。仕事でね…)


「Oh dear. I hope your business will be successful.」(あらまあ…。貴方の仕事が成功することを祈ってるわね)

「Thank you. enjoy your journey.good luck」(はは、ありがとう。旅行楽しんで。幸運を)

「You too.」(貴方もね)

そのとき丁度、機内に乗り込めるという案内があって2人は別れた。


流ちょうではないが、英語が多少話せる麗にとって一人での海外旅行は苦ではないが、少々不安でもあった。

現地でしかガイドさんは着かないので飛行機の中ではひとりぼっちなのだ。

また、このPidさんに飛行機の中で会えることを祈ろう。




それからして優先的に飛行機に乗った麗はゆったりとした個室のシートに腰掛ける。


正直言ってかなりリラックスできそうだ。

機内は最新型で、シャワー室とラウンジがついているしまるでホテルの一室のよう。

綺麗な客室乗務員さんが声をかけてくる


「ご搭乗ありがとうございます。本条様。本日は快適な空の旅をお楽しみください。何かありましたらおっしゃってくださいね」


綺麗に笑う彼女はそういって、他のお客様にも挨拶しに回っていた。



飛行機の中の機内食は、機内食と思えないほどに豪華で暖かいし何より美味しい。ラウンジでのお酒は飲み放題だし、変なお客さんもいない。


旅慣れているであろう方ばかりだから。

個室で映画を見たり、夜になると飛行機の天井が星の映像が出てきたり、飛行機とは思えない程リラックスすることができ


そうしている間にも、十数時間の飛行機の旅は幕を閉じた。



入国審査が終わると、すでに待ち構えていた現地のイタリア人ガイドさんと現地のドライバーさん。


リムジンカーで迎えてくれ、ガイドのTomyさんと一緒に車に嬢乗車する。

トミーさんはどうやら日本語ぺらぺらのようだ

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