永久の契り
[2つの生活](1/11)
翌日



美姫が一番最初に目を覚ました。


美姫「あかね、おはょ。」

明らかに眠そうだ。あんだけ寝たのに…


挨拶だけすると、茜は残りのふたりを起こすことにした。



このふたりは、なんといっても寝起きがわるい。


今まで、自分から起きたところなんて見たことない。


やっぱり今日も起きない。



もういいや、放っておこうってことになった。



それから美姫と少し話をしていると




蔵の扉から光がさしこんだ。


なんだか、久しぶりに太陽の光を浴びた気がする。


そして、目の前には土方が現れた。



土方「お前らの処遇が決まった。」

美姫が唾を飲んだ。よほど恐ろしかったんだろう。

土方「お前らには屯所で女中として働くかここを出ていくか選んでもらう。


もちろん、ここにいるというなら長州の者でない限り命の保証はする。」



- 38 -

前n[*][#]次n
/403 n

⇒しおり挿入


⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?

[編集]

[←戻る]