The story of Mio…【澪の物語】
ご覧頂く前に… ( 1 / 1 )
※ ご覧頂く前に…
作者の絢香で御座います。
いつも、極悪人シリーズをご覧下さり有り難う御座います。
こちらの作品は、second life「極悪人2」で、私と深く交流があった友人の澪さんの物語です。
彼女は、病に倒れれ32歳の若さで昨年の10月にこの世を去りました。
明るくて、いつも笑顔の絶えない可愛い女性でした。
大切な友人で、妹のようのな存在…
そして、私の作品を心より楽しみにご覧頂いてたファンのお一人でもありました。
病床の中、
どんなに辛くても、苦しいとか辛いとか弱音を吐いたところを見た事もない程 気丈な女性でした。が、病魔には勝つ事が出来ませんでした。
そして、最後は起き上がる事もペンを持つ事も出来なくなり、自分では作品を作りあげる事が出来なくなりました。
そんな時に彼女が私にお願いして来た事がありました。
「私には、これ以上続ける事が出来ないから…」と、私に託されたのです。
声になるかならないかの弱々しいしい声で…
私は、驚いたのと彼女の限界を知ってしまった事で心の中で泣き叫びました
彼女の残された人生の中で唯一生きる気力になっていた作品作りだけに、その生き甲斐さえも、病魔は取り上げてしまうのかと…
でも、私は彼女に生きていて欲しい。病気になんか負けないで欲しい。その思いが強く“分かった。”とは、言いませんでした。
彼女に残された時間が後僅かだと分かっていても…
「自分の事は自分でしか書けないんだよ?人に書いて貰っても自分の気持ちが伝わらないから、いつまでも寝てないで早く元気になって最後まで書きなよ。
今度は、私が澪ちゃんの作品を読む番なんだから…」
って…
そしたら、「絢姉ぇは頑固だから、頼んでも無理か…」なんて、頬を膨らませ拗ねてました。
そして、この世を去った日 彼女が書き残したノートをご主人の猛君から手渡されました。
そして、猛君から最後のページを見せられました。
【楽しみにしてるから…】
って…
そのノートを受け取ったものの目を通す事が出来ませんでした。彼女がどんな思いで書き綴っていたのかと思うと、胸が痛くて…
ホントにこの数ヶ月の間、悩みました。私が代筆する事なんて出来ないって…
しかし、その言葉が彼女が私に託した最後のお願いだったんだと思うと叶えてあげなきゃって思う気持ちもありました。
そんな時に佐藤さんが“らしくで良いんだよ。絢香らしくで…”って…
後押ししてくれたのです。
そして、ようやく決心がつきました。
私らしく澪ちゃんが生きた証を書かせて貰おうと思ったのです。
彼女が残してくれたノートを元に、ご主人である猛君からも彼女と共に生きてきた様々な出来事を教えて頂き、私なりに書かせて頂きたいと思いました。
彼女が納骨されるその日までに作品を完結させる予定です。
一風変わった作品に思えるかもしれませんが、回想部分がかなり多くなるかと思います。
執筆にあたり現在の様子も書かせて頂きたく思いますのでどうか【極悪シリーズ】最後の作品となりました、【澪の物語】を最後までご覧頂けますよう、
そして…
無事に完結する日を迎えるまで温かく見守って頂けますよう宜しくお願い致します。…
絢香…
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