私は何
[保護所生活](1/1)


また懲りもせずそんな日が続いてたんだけど。

私の家は
日に日に問題が大きくなっていて
ついに私は夜、家を出てしまった。


夜に行くとしたら大体細谷くんのお家だったから

他に行くこと慣れてなくて
外で途方にくれてたところ
車に乗ったおとこの人に
ナンパされたのだ。

「ねえ、何してるの?」

「いや、別に」

「遊びに行かない?」

その誘いにのった自分は
本当に馬鹿だった。


それから丸一日犯され続け、

私は隙を見て友達の岡ちゃんに助けを求めた。


助けて。やばい。


短い文章で岡ちゃんは意味不明だったろうに。


どうしたん?


って返ってきてて
その後たくさん電話がかかってきた。

「何してるの?
どこに連絡取ろうとしてるの?」

「いや、友達と今日約束してたから。」


とっさに嘘をついた。

心配してくれていたのか
岡ちゃんは
警察に連絡してくれた。

無事に警察に保護されたけど、
どうしても家に帰りたくなくて

「家にはもう帰りたくないです。」

警察の人(後のみなさん)にそう言った。

みなさん「どうして家に帰りたくないの?」

「かくかくしかじかで

取り調べ室的な部屋を出て行った警察の人は
解決方法をくれた。

「そういう子供達を守るための施設があるんだけど
そこで相談してみようか」

「はい。」

正直解決とか別にどうでもよくて
もうあの家に戻りたくなかった。
だから、戻らなくていいなら何でもよかった。









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