東北関東大震災
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3・12
震災から二日目
昨日から続いている火事はまだ続いていた。
火を消すにも、水が足りなかったのだ。
唯一の情報源であるラジオからは、絶望的な内容しか流れてこなかった。
ラ「陸前高田がほぼ、壊滅 的です。」
「気仙沼は火の海と化し ています。」
こんな内容ばかりでした。
外にでると、知り合いが行方不明だと知りました。
親戚や友達の母親もまだ、連絡がつきませんでした。
家にいてもすることがなかったので、弟と友達と一緒に、中学校にボランティアをしに行きました。
行く途中、下の通りをみると、ぐちゃぐちゃになっていました。
中学に行くと、沢山の方が避難していました。
しかし、物資などはまだ無く、仕事は何もありませんでした。
中学校から、町を見てみると、何がなんだかわかりませんでした。
元の町がどんなだったかさえも、わからなくなっていました。原形をとどめていませんでした。
町を見たとき、
言葉にならなかったです。
残骸の山でした。
この日から、給水車がおさかなセンターに来るようになりました。
家族総出で、ペットボトルやバケツに水くみをしました。
給水車の水だけでは足りないので、山水を取りに行ったり、井戸水を貰いに行ったりしました。
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