鬼に衣【番外編】



○閑話・瑠璃苣の冠(編集中)(1/39)
凍りついた子供の咄



何処か渇いたような、
何処か飢えたような、
そんな類の、物足りなさ。

水を飲んでも、物を食べても満たされない、けど確かな飢餓感。

何を口にすれば満たされるのか、わからないまま。

生きてきた。

(渇く)

血の中で。

(飢える)

泥の中で。

(■■■)



渇望する何かの名を、ずっと、捜している。


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