◎[その距離0センチ](1/9)
東京から帰ってきても、毎日連絡を取り合う日々は続いていました。
そんなある日、偶然にも休みが一緒の日が。
わたしが何気なく発した
「温泉に入ってゆっくりしたい」
の言葉に反応してくれた太田さん。
なな、なんと。
老舗旅館でやっている日帰り温泉プランを予約してくれていました。
着いて早々温泉に入り、その後はお昼ご飯。確か、ハンバーグ膳だったかな?
想像以上の量に満腹になり、、
ちょっとお腹を休めてからまた温泉へ。
最初に入った浴場とはまた別の浴場に行きリラックス。
チェックアウトの時間まで一時間以上あったから、お部屋でゴロゴロ。
9月にしては蒸し暑い日だったけど、縁側(?)から入ってくる風が心地よくて。
畳の上に寝転がるのがなんだか異様に安心して。
ウトウトとし始めた頃。
「ねえ、なつみさん?」
いつも以上に優しい声が隣から聞こえて来ました。
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