お題詩


太陽隠してくれた神様 心のままに私は泣いた (1/1)




何時まで・・・太陽は眩しいんだろう・・・
何時まで・・・夕日は赤いんだろう・・・

青い空が、赤い空が、紫の空が私の心を染め上げる
私の傷だらけでスキマだらけの心に、青い空の色が染みてゆく

枯れ果てた目元に、紅色の夕日色が染みてゆく
「光なんて必要ない、太陽。空をどうか消し去って」

いないのに

神様なんて いないのに

いるはずがないのに・・・・

私は、神に願った・・・・

太陽 隠してくれた神様

心のままに 声をあげて泣いた

確かに神様は空を隠してくれた・・・



だけど

だから

空の色を思い出して

眩しさが恋しくて


私はもっと強く泣いてしまった・・・・
心に染みていた空の光は 私の希望だったんだ

私の生きる為の道を照らしてくれていた・・・


なのに

だから

私の涙は止まらなくなってしまった・・・・


道標が


希望が


光が


消えてしまったから・・・・・・・・



確かに神様は私の願い通り、空を隠してくれた

希望を叶えてくれた


だけどそれで気がついた

やっぱり私には空がないと駄目だったんだ―――・・


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