不本意ですが付き合ってあげます
[どうしてこうなった](1/14)





半袖から伸びる腕は軽く掴んだだけで赤い痣ができそうなくらい白い。シャープペンを動かす度、その腕にうっすらと筋肉がつく。


窓際の席にいるせいか、蝉の鳴き声と太陽の光が鬱陶しい。だが汗ひとつかいていないのはクーラーが良く効いている証拠だ。


日直の仕事をしている目の前にいる奴の顔を、少し盗み見る。


サラッと揺れる癖のない綺麗な黒髪。人形のように整った顔。


一言で表すのなら"美人"だ。


そんな美人な幼馴染を想い続けて早12年。高校1年になった俺はこいつが誰かに取られてしまうのではないかと焦りを持ち始めた。


焦りだしたきっかけは昨日。こいつが男に告白されているのを見てしまった。


そう、男に、だ。
女ならまだ諦めも着いた。だが、男から告白されていたのだ。





「...翔馬」





荒方 翔馬(あらかた しょうま)
それがこいつの名前で、美人な顔をしているが正真正銘の、男だ。







- 2 -

前n[*][#]次n
/71 n

⇒しおり挿入


⇒作品艫激rュー
⇒モバスペ脾ookト

[編集]

[←戻る]