夏 橋 事 情 。

「三ヶ月!!」(1/7)










五月はちょくちょくデートしとったんやけど、五月末ぐらいからちょっと忙しくなってきて、

六月はお互いがもっと忙しくなって、ちょっと会うのが減った気がします。



学校で木曜日の一限を一緒に受けて、お昼一緒に食べてから三限の空きコマを一緒に過ごす、ってのは続いとったけど

それでも週一やしね。





五月末に関しては、一章書けるほどの記憶はないのだけれど、普通のデートよりおっきなことがありました。



そのことだけこの章の初めに書いとこかな。







五月末。

夏原はまだ陸上部のマネージャーしてました。






橋本くんはかわいかったです。←

かわいすぎるからそれも書いとこ\(^o^)/





陸上のトラックが大学の奥の方にあって、

そこに面する建物は学生会館って言うんやけど、普段の授業ではあんまり使われへんような建物なのね。

ていうかもうすぐ入学して半年やけど(いや、それは言いすぎか)、未だに学生会館の用途知らんわ(笑)





ある日夏原が部活終わってから橋本くんち行ったら


橋本「今日高校のTシャツ着とった?」

夏原「えっ!なんでわかったん!エスパー!?」




このときは偶然当たったんやと思ったのですが。






橋本「長距離のタイム読んどった?」

夏原「え、うん、今日10000やったから……え、なんで?見た!?」

橋本「んー、あー、まあ、」






言葉を濁す橋本くんの反応を見て、夏原がマネージャーしとるとこ見とったことが判明しました\(^o^)/






橋本「やっぱお前声通るよな」

夏原「なー!マネージャーが一番向いとるわー!」

橋本「うるさい」

夏原「ええええええええ今ほめたとこやん!!!てかさ、トラックなんか普通見えんくない?どっから見とったん?」

橋本「学生会館」





夏原「え?学生会館なんか行く?」

橋本「行って悪い?」

夏原「悪くはないけど!(笑)行く用事なくない?」

橋本「用事ないと行ったらあかんのか」




夏原「いやっ(笑)いいけど、なんでおったんかなあと思って!だってあそこすること別にないし!………あっ!!もしかして!!!夏原がマネージャーしとるとこ見に来たん!?!?」






橋本「は。そんなわけないやんあほちゃうん」






夏原「じゃあなにしとったん(笑)」

橋本「ぶらぶら?」

夏原「ぶらぶら?wwwあんな、普段行かんようなとこ?ぶらぶら?ぶらぶらしとったん?wwwww」

橋本「文句あるんかこら」

夏原「ないですないです文句なんてあるわけないですwww橋本くんかわいすぎwwwwwwww」

橋本「勘違いすんなカス」




夏原「カスとかゆうとるけどやっとることかわいすぎwwwwww」

橋本「だーかーらー!ぶらぶらしとったんやあほもう消えろ帰れ」

夏原「かわいいツンデレかわいいかわいいかわいいwwwww」






どう考えても夏原がマネージャーしとった時間帯に橋本くんが学生会館に行く用事なんてなかったはずやから

夏原の様子を見に来たんやと信じとる\(^o^)/




そんな橋本くんがかわいすぎる\(^o^)/






大学の陸上部は短い間やったけどすごいよくしてもらって素敵なところやったけど、

やっぱり夏原にとっての一番は高校の陸上部であって、それはこの先もきっと絶対変わらんくて。





また橋本くんとか芦田とかキャプテンとか直也とかみんなと部活したいなーって
思ったりもしました。

橋本くんがそんなかわいいことするから(笑)


見に来るなんて、橋本くんも恋しいんかなって思ったら自分ももっともっと恋しくなった(笑)




やっぱり橋本くんとは、部員とマネージャーとして関わっとる時間が一番長かったし。






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