読みきり短編官能小説
イイトコロを激しく攻めながら(1/2)
今日は花子と初詣。
受験生とは言っても、お正月くらいかわいい彼女とデートしてもバチが当たらないでしょ?何てことを思いながら、待ち合わせの場所で待っていると、花子が走ってこっちに向かっているのがわかった。
「センパイ!お待たせしました」
ニコニコと笑顔で僕の前に立つ花子。本当にかわいくて、すぐにでも抱きしめたくなる。
しかし、それをガマンして、僕も花子に笑顔を向けた。
「さ、行こうか」
花子の手を取ると、指に僕があげた指輪がしてあるのがわかって嬉しくなる。
しかし、その手は冬の寒さでかなり冷たくなっていた。
「花子、手・・・冷たくなってる。手袋してこなかったの?」
「だって・・・」
「だって?」
「センパイと手・・・つなぎたかったから・・・手袋してると・・・その・・・センパイの手が遠く感じちゃうから・・・」
「そんなかわいいこと言わないでよ。僕、ガマンできなくなっちゃうよ」
「ええ!?ダメですよ。ガマンしてください」
下を向いて真っ赤な顔で、恥ずかしそうにしている花子。
どうして、僕の彼女はこんなにかわいいんだろう・・・そんなことを思いながら、指を絡めて手をつなぐと、ふたりで地元でも有名な神社に向かった。
そして、お参りを済ませ、少しブラブラした後、花子を家まで送った。
花子は玄関先で、僕の服をギュッと握ってきた。
「花子?どうかした?」
「センパイ・・・まだ、時間大丈夫ですか?」
「もちろん、大丈夫だけど・・・」
「じゃあ、あの・・・お茶でも飲んで行ってください」
「え?でも?いいの?」
「はい・・・もう少しだけ、一緒にいたいです。それに・・・」
そして、花子は小さな声で、今日は夜まで家には誰もいないんです・・・と言った。
僕は花子の腰に手を添えると、そのままふたりで花子の家に入った。
僕は、花子の部屋に入ると、花子のカラダを抱きしめた。
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