読みきり短編官能小説


教室でエッチ(1/3)


数日前、些細なことから花子とケンカしてしまった。

まぁ、俺も悪かったけどよ、あいつ、あやまってこねーし・・・・・。
こういう時、同じ部活で同じクラスだっていうのが気が重い。しかも、席が隣だしよ。


だけど、今日は部活が休み。早く帰って自主練でもすっかと思い席を立ったら、隣の席の花子が座ったまま俺の学ランをつかんで俺を引っ張った。


「うわっ!んだよ」


驚いて花子の方を見ると、目に涙をいっぱい浮かべて下を向いてる。俺はギョッとして花子に声をかけた。


「花子?」

「・・・・・・」


花子の目からポロポロ涙がこぼれ落ちていた。

俺たちの微妙な雰囲気を察したのか、クラスのやつらが慌てるように教室を出て行く姿が見えた。


誰もいなくなったところで、俺は、花子の頭をポンポンと叩くと花子を立たせ、そっと抱きしめた。


「何で泣いてんだよ」

「・・・ごめんね・・・私」

「もういいって。俺も悪かったからよ・・・。だから、泣くな」


俺は、花子の顔を上に向かせると、涙をぬぐった。そして、そのまま花子にキスをした。


「これで仲直り・・・な」

「うん」


そして、俺たちは何度も何度もお互いを求めるようにキスをし続けていた。

俺は、久しぶりに花子にキスしていたらカラダが熱くなってきていた。

止められなくなっていた俺は花子の口の中に自分の舌を入れると、深く激しくキスをした。


「ふぁ・・・んん・・・はぁん」


俺は花子から唇を離すと、ふたりの間を銀色の糸が結んでいた。


「そんな顔すんなよ・・・ガマンできなくなるだろ」

「・・・え?」



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