地味子ロック
ギャル子さんと地味子(1/22)
気付いたら外が明るくなっていた。
「え」
時計を見ると、朝の五時を過ぎていた。
「うそ……」
一応、形だけは全て終わらせたけど、
まだ調べてない英単語あるし、
古典はイマイチわからない部分があるし、
完璧に予習は済んでない。
でも少しは寝ないと授業に集中できないしな…。
「寝よう…」
バタッとベッドに倒れ込むと
瞼がもの凄く重たくてすぐに眠れた……
……のはいいのだけれど
『ピピピピピピ』
すぐに目覚ましの音が鳴り響いた。
「嘘でしょ……」
疲れが全くとれてない。
もう少しだけ寝ていたい。
実はいつも学校には早めに行っているから、
やろうと思えばまだ寝れる。
ああでも、ミホは予習何もやってないんだっけ…。
私が遅刻ギリギリで行ってたらミホが予習写す時間ないか…。
「起きよ……」
全身のだるさを感じながらも、
キッチリいつも通りの時間に家を出る私は、
やっぱり馬鹿真面目なのかな。
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