第十四章[種付](1/14)
そこは青を基調とした落ち着きのある部屋で家具類も同じ色調で統一されていた。

ベッドのシーツも女性の好みであるかのようにその端にはレースのフリルが付いていた。

部屋の隅に鏡台があり、その上には様々な化粧品の小瓶が並び、部屋全体にその香りが混ざり合っている。

しかし、今この部屋には獣にも似た不釣り合いな声が響きわたっていた。

「はぁはぁはぁはぁ…はぁぁぁ…はぁはぁはぁ…」

義文は隆起した男を翔子に突き入れ、前後に激しく動いていた。

「あっあっあっあっあっ…あぁぁぁぁ」

義文の下にはその動きに意に反して甘い声をあげる翔子がいた。

「あぁぁぁぁ…はぁぁ…いやぁ…」

「抜いてぇ…抜いて下さい…」


「はぁはぁはぁはぁ…」

義文にはその声も届かないかのように、ひたすら腰を打ちつけた。

「はぁはぁはぁはぁはぁ」

「あぁぁぁぁ…あん…あぁぁぁぁ」

時折、義文は翔子の唇を吸い、首筋に舌を這わせた。

「はぁ…はぁぁぁん…」

「逝くぅ…いっちゃうよぉ…」

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ…」

「出すぞ翔子!」

「はぁはぁはぁはぁはぁはぁ…」

「やぁぁ…だめぇ…だめぇ…出さないで…」

「あぁぁぁぁ…あん…い…逝くぅ…」


「うっ…はぁはぁ…わぁ…」

「ドック…ビュビュ…ビュビュビュビュ…」


義文は最後の一滴をも漏らすまいと奥の奥へと突き入れ射精した。

「はぁはぁはぁはぁ…気持ちいいぞ…」

「翔子!」

義文はそう言うと男を引き抜き翔子に見せた。

「気持ち良すぎて、お前の中で出してもこうだ!」




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