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―其れから2週間程経った頃,アライブはティラに初めて話し掛けられた。
「あの…片岡君。良かったら一緒に帰らないか?えーと…連れも居るけど…」
「…構わない。後,俺の事は生人(イクト)と呼んでくれ」
「…分かった。」
―そして,二人は暫く下駄箱までの距離を歩き続けた…が,其れは静寂とは程遠い声によって破られた。
「ヤッホー,ティラ!今日は,いつもと違ってるみたいね!」
「又,君か,悠乃…何か用かい?」
「勿論!…とは言っても,今日,用が有るのはそっちの人!貴方の名前,何ていうの?」
そう言うと,悠乃と呼ばれた少女は, ビシッ! とアライブを指差し,名前を問うた。
「…片岡生人だ。此れから宜しく。」
若干押され気味になりつつもアライブは答え,ふと違和感を感じた。
(此の,悠乃という少女…何処から現れた?)
―暫く考えてみたが,当の本人達が普通にしている為,アライブは引き続き,観察を続ける事にしたのだった。
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