藍色挿話

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―とある町で,死神と青年は詩人めいた会話をしていた。

ちなみに死神はアライブ,青年はラインという名前だった。


ライン:「『所詮此の世は泡沫(ウタカタ)に過ぎないものだ』…と誰かが言っていた。」

アライブ:「其れならそいつを壊して見せろ…そして現を己に返せ。」

ライン:「残念だけれど其れは出来ない。…何故なら僕は旅人だから。」

アライブ:「そうか…其れなら仕方ない。…縁があったら又会おう。」

―そして二人は静かに別れた。

* *

―数日後,死神は前とは別の場所で彼の魂を狩った。…何故か諦めの混じった表情でこう呟きながら。


アライブ:「改めて言うが…私の名はアライブだ。…死を司る者が『生』を意味する名を持つというのは、なかなか皮肉なモノだと思わないか,ライン。」

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