隣の301号室。




*さらば、ゆり子。(1/2)





ーーーーとある日の午後。













「………は?」




「だーかーら!!
あたし、隆司くんと同棲すーるーのっ!」




キャッと言って
両手で自身の顔を覆う素振りを
見せるゆり子。




いい年してキャッって。
…まぁいい年っつっても
20だけど。


って。そんなことはどうでもよくて。


そう。あたしが驚いたのは。



「だから、今まで色々と
お世話になりました。」





と、突然、同じマンションの
お隣さんだったゆり子が
引っ越しすると挨拶に来たことだ。




ペコリとあたしにお辞儀をした、
同じ大学の、同い年の彼女。



そして、まるで餞別と
言わんばかりのチューリップの花が
彼女から手渡された。








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