七不思議

 1人足りない 1/1



あれは、私がまだ幼稚園に通っていたときの事です。


あの時は、休み時間に私と友達の5人でかくれんぼしていたんです。


隠れる場所は幼稚園の敷地内というルールを決めて、遊んでいました。


私も隠れる為に場所を探していました。


ふと前を見ると女の人が立っていました。


誰かのママかなぁ?と思い挨拶をすると、「1人たりない」と言い、去っていきました。


1時半になり、先生から中に入るように言われたので、みんなと中に入りました。


中に入り、少し経つと友達が「○○ちゃんいないね………?」と言ってきました。


「嘘〜」といいつつ辺りを見回したのですが、○○ちゃんは確かにいませんでした。


先生からも○○ちゃんの事を聞かれたのですが、私達はどこに行ったのか知らないので「しりません」といい、今日は帰りました。


次の日、幼稚園に行くと「○○ちゃんまだ見つからないんだって……」と言われました。


私はすぐに探しました。


探し始めてから数分後、探していた男の子達が「抜け道あったー」と叫びました。


男の子達のところに走り、先生の後に続いて抜け道を進みました。


やっと抜けて前を見ると、小さな鳥居があり、奧にはお墓がありました。



お墓の周辺をみると、○○ちゃんが大きな木の影に隠れるように倒れていました。


その後、みんなとともに幼稚園に戻って○○ちゃんは病院に連れて行かれました。


幼稚園に戻る時、視線を感じ振り返ったら鳥居の隣のにある大きな木の所に、さっきみた女の人がこっちを睨んでいました。


今も思い出し、気になる事があります。


それは、あの女の人は何だったのか……です。




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