あいつはあの子のことが好き。

17[>[修の過去](1/11)



───────
─────────────…



お泊まり会が静かに幕を閉じて、数週間が経った頃だった



「そういえば、最近相川くんとどうなの?」



若菜が私たちのクラスで、女の子の輪の中心になってる修くんを見た



「言葉を交わしてない…感じ」


「美紗から話しかけたりしないの?」


「何か今の修くんに壁がある感じなんだよね…話しかけにくいし、気まずい」


「そうなんだ」



前みたいに仲良くしたいけどな…でも、そんなの無神経過ぎだし



下を向いていると、突然首にラリアットされる感覚になった




優馬「美紗持ち帰りまーす」


美紗「ちょ、はっ!?」


若菜「毎度あり」


美紗「毎度ありじゃねえぇぇえ!」



引きずられるように優馬に連れて行かれて、着いた場所は裏庭




- 225 -

前n[*][#]次n
/241 n

⇒しおり挿入


⇒作品レビュー
⇒モバスペBook

[編集]

BACK