あいつはあの子のことが好き｡

11[>[諦めること](1/19)

｢諦めた!？｣

｢うん｣

｢なんで！そんな…｣

若菜と雄大と三人で雄大の家にいる

優馬を諦めたことを二人に言うために

雄大｢…山城もう好きじゃないのか？｣

美紗｢それは────…｣

まだ好きだよ

確実に諦めたわけじゃない

雄大｢…お前まだ少しだけ好きでいろ｣

美紗｢どうして？｣

若菜｢雄大？どうしたの？｣

雄大｢簡単に諦めんなってこと｣

美紗｢それでも駄目だよ‥優馬は私のこと
友達以上のことなんて考えてない。だから前から諦めようと頑張ってたけど、出来ないんだよ

それで勝手に期待して、自分で自分を傷つけて…馬鹿みたいにそんなこと繰り返しで…

もう嫌だよ…｣

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