居酒屋「かまへん」
[々15](1/5)


「壱太さんは

誰に惚れたんですか?」

壱「っ

わかってぇや//


ああもう

はっきり聞こえてん

すっきゃねんって

せやけど

もっと、

もっとわたしのためだけに時間を費やして、わたしのことだけを考えててほしい


壱「俺、不器用やねん」

「ほんまにそうですよ」

壱「せやからさ、言葉の言い回しとか下手くそですずのこと嫌な気分にさせたこともぎょうさんあんねん」

おん」

壱「けどな

すずとおったら居心地ええねん

せやけどなんか落ち着かへんし、

バイトとかはよ来ぉへんかなとか毎日毎日、すずが来るの待っててん」

「っ//

壱「やっと気付いてん

めっちゃ好きやねん

これからの俺の人生、すずがおらへんと俺

あかんと思うねん」

「おん、//

壱「好きや

もうおまえしか見えへん

初めて会うた時から好きやった

せやから

俺の隣、おってくれへん?」


「っ///

壱太さんが、

わたしのこと好きって??」

壱「せやで」



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