恋
[蝉](1/7)
「蝉」
ミンミン鳴くセミが鬱陶しかった。
暑いのにもっと暑く感じる。
彼はセミの声が好きといった
「なんで?うるさいじゃん」
分かってないな、と笑う。
うるさいけど聞こえないと寂しくなって
それで夏の終わりを感じて
ちょっと切ないでしょ
よく分からない。
「君も僕にとっての蝉だよ」
もっと分からない。
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