人魚姫
15[。・*.想い.*・。](1/35)




次の日



『私の日常』は来なかった





『ねぇねぇ、あれだよ…ウワサの!』


『はぁ?美の欠片も無くない?』





コソコソと聞こえる声と


私に向けられた笑い声が学校中に充満していた




ただ…


もっと悪質なのが…






パシャッ!




『うわ!ざーんねん!あと20センチ右だと美女見れたのに!』




足元に割れている水風船に
心臓がバクバクしていた



危なかった…





そう…私は

『秦野碧』=『幻の美女』を確認しようとする人たち



その人たちのターゲットとなった






『お前どっちに賭ける?』


『いやぁ〜あり得ねぇだろう!噂はデマの方!』










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