ようこそ危険能力クラスへ 1/4
──────────────── 部屋に入ると、張り詰めた空気だった。
「そこら辺座っとけ」
そういうと、棗はドスッと近くのソファーに座った。
「っあ、うん…」
私は、棗の前のソファーに腰をかけたがどうも落ち着かない。
「ねぇー、棗。他の人たちは?」
辺りを見回すが私と棗以外、誰も部屋にはいない。
「多分任務だろ」
棗は気にも止めずに漫画を読み出した。
「任務って何?」
「それは、私が答えよう」
棗が答えるより先に後ろから声がした。
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