三日月うさぎ

ようこそ危険能力クラスへ 1/4
────────────────
部屋に入ると、張り詰めた空気だった。

「そこら辺座っとけ」

そういうと、棗はドスッと近くのソファーに座った。

「っあ、うん…」

私は、棗の前のソファーに腰をかけたがどうも落ち着かない。

「ねぇー、棗。他の人たちは?」

辺りを見回すが私と棗以外、誰も部屋にはいない。

「多分任務だろ」

棗は気にも止めずに漫画を読み出した。

「任務って何?」

「それは、私が答えよう」

棗が答えるより先に後ろから声がした。


- 11 -
────────────────



⇒しおりをはさむ

/90 n



⇒作品レビュー
⇒モバスペBook