人間は死んだ。 『もう生まれ変わらないだろう。』 人間は思った。 再び宇宙に辿り着いた。 果てしない宇宙の端に辿り着いた。 『さて、どうしよう。』 生まれ変わらなければ、何も出来ない只の浮遊体だ。 明日にでも生まれ変わらないかな? そう言っても生まれ変わらない。 浮遊体は沈んでゆく。