アメーバは昆虫として甦った。 アメーバは思った。 『昆虫ねぇ。楽しくない。』 アメーバは思った。 『もっと楽しい生命に生まれ変わりたい。』 しかし、それもかなわず、アメーバは昆虫としての生涯を全うした。