蛟神社物語−星花降る夜−
十一[出会い ](1/2)
星花は、今夜も夢を見ていた。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「ここに星花の巫女がいるんだ・・・・・。」
少年が呟き見詰めた先には、一軒の家が有った。
「・・・ちょっとだけならいいよね。」
少年はそう言うと一軒家に近づいた。その家の庭に近づいた時、一人の少女と目が合った。
「おにいちゃんだれ?」
「えっと・・・僕の名前は尊緑。」
「そんりょく?」
「うん。君の名前は?」
「あたし、せいか!おほしさまとおはななんだよ。きれいななまえでしょ?」
尊緑「そうだね。綺麗な名前だ。」
(せいか?星と花ってことは・・・この子が星花の巫女?そういえば、力が強くなった気がする。)
尊緑「僕は、もう帰らないといけない。」
星花「せっかくあえたのに、もうかえっちゃうの?」
尊緑「明日も遊びに来るよ。」
星花「ほんと?待ってるね。」
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