[無慈悲な凶弾](1/8)
ピンポーン
翌午前10時。
呼び鈴がなった。
今朝は九条さんがうちに来ることになっていた。
九条さんはあれから一晩経った今も、ひどくやつれた様子だった。
たぶん、昨日はあまり眠れなかったんだろう。
……僕と同じく。
「これで、何が何でも解決しなくちゃいけない問題になっちまったな、おまえにとっても」
「どっちみち、九条さんのことを柚希さんに頼まれてますから。似たようなもんです」
一晩で覚悟は決まった。
最期の瞬間まで足掻(あが)く。
それが僕の出した結論だった。
- 67 -
前n[*]|[#]次n
⇒しおり挿入
⇒作品レビュー
⇒モバスペBook
[
編集]
[
BACK]