[電話越しの悪夢](1/6)
「とにかく、この夏休みはなるべく家から出ないことだ。がたいのよさそうな奴とか、ガラの悪そうな連中には絶対近づくなよ。どうしても外出するときは、最悪の場合に備えて護身用にナイフ持ち歩くのもありかもしれない」
あまりの恐怖に一言も発しなくなってしまった三木に、まくしたてるように注意事項を伝える。
俺自身怖くて仕方ない。
それをごまかすように、口を動かし続けた。
同じページを見たはずなのに…
あきらかにおかしい。
これはもう、マジだと思って注意した方がいい。
「お、俺、どうすれば……」
「泊まってもいいけど、2人でいれば安全ってわけでもない。帰るなら明るいうちの方がいいと思う。俺のもおまえのも、夜道の方が絶対危ない」
「そうだよな。ずっと泊まるわけにはいかないし、帰るなら早い方が…」
幸いこの季節は日が長い。
三木の家は少し距離があるけど、今出れば明るいうちに余裕で帰れるはずだ。
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