オレ様ライオン様

＊…♂(1/1)

『何？

俺、彼女には
まだまだ恥ずかしいことすっからね？』

首に力が入ったのが
伝わってくる。

『かか彼女？』

『そっ。

で、俺が彼氏ね。

何ビックリしてんの？

俺、好きでもないやつとチュウなんかしたくねーし、しねーから。

お前もだろ？
俺じゃなかったら、こんな勝負受けねーだろ？

両想いなんじゃねぇの、俺ら。

友達とは思えなし、
でもいっつも傍にいんじゃん……

そろそろ彼氏認定しろよ？

あんなことも
こんなことも
彼女に
したいんだよね、俺。』

『えっ？
？？？

ええぇーーーっ。』

『なんかパニくってるとこ
申し訳ないけど

今さら無理とか無理だから。

彼女認定印押したっしょ？』

彼女の唇を
親指でスッとなぞる。

『そういうことだから。

じゃっ、

いただきます。』

カプッ

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