鳥籠の外には陽だまりが
◆[楽しい日常](1/9)


世界に嫌気がさしていた。

私を忌み嫌い、存在をも否定してくる家族も、都合の良いときだけ近寄ってくる友達も。

みんな大嫌い。


人を信用するから傷付く。

それは何度も経験した。


だからこそ私は、自分を殺した。






何となくの日々。

そんな日常が当たり前。

適当に毎日を送ればいい。


そう思っていた中学二年の夏。




私、速水ゆみは変わった。

ある人との出会いがきっかけで。







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