とある町中の喫茶店で。
--------------------
cafe.8[ 花火大会の夜。](1/17)
--------------------
「て、ことで。
頼みますよ!店長!!!」
「却下」
「えぇぇぇぇえ!!!」
相変わらずの爽やかスマイルで、さらりと断った店長に俺は愕然とする
「お願いしますよ!!!
俺は今日にかけてるんですっ!!!」
そう言いながら必死に懇願すれば、店長は「へー…」とうっすら笑みを浮かべる
「告白するの?」
「…。
…は、はあ!?ち、違いますよっ!!!こ、告白なんてしません!!!」
「だったら、却下」
俺の肩にポン、と手を置いたと思えば。
腹をくくれ。男だろ?なんて耳元で呟いた店長
「…。」
俺は呆然と立ち尽くし、
そして我に返っては
無理に決まってんだろぉぉぉぉお!!!
なんて嘆いてた。
もちろん、店内に響かないように心の中で。だけど
- 105 -
--------------------
Back*Next--------------------
--------------------
しおり
--------------------
--------------------
⇒作品レビュー
⇒モバスペBook
--------------------
[編集]
--------------------
[←]