中学生×高校生
朝野涼 1／24
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（ピピピピッ、ピピピピッ）
耳元で騒がしく鳴るアラーム。
それに顔をしかめながら紗姫はうっすらと目を開いた。
目覚まし時計の位置を薄目で確認し、バンッ!!と荒々しく叩いて黙らせた。
アラームは紗姫の手によってさっきまで騒いでいたとは思えないほど大人しくなった。
怠い身体を起こし、ボーッとした顔で部屋を見渡した。
特に何の変化もないが、何となく見渡しただけ。
そして、日課である携帯の確認をするために携帯を手に取った。
通知を見てみると、何人かからかLINEが来ていた。
それはいつものことで、誰から来ているのかすーっと確認するだけしてみる。
上から2番目。
そこに表示された名前。
”ハル”
とくん、と胸が高鳴った。
私、ハルと連絡先交換したんだった…。
ポーッと昨日の帰りのことを思い出す。
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