関西弁の彼とのもろもろ。 蓮くんとの日常2(1/13)






もともと私はエムよりなのだが、苦しいことや痛いことはあまり好きじゃなかった。


どちらかというと、辱められるよりも辱める方が好きな面もあるから、正直たぶん攻めるのも攻められるのもどっちもありなタイプ。



ただ、蓮くんとし始めてからは、えむだとかえすだとか考える前に、そもそも蓮くんの言いなりにされるようになってしまった。


それはたぶん最初のえっちの時からで、





「奈子さん」

「な、に…」



ひとしきり行為を終えて、というか、蓮くんは自分のを慰めてないので、ひとしきり前戯を終えて、というのが正しいか。


くてっとしている私に、蓮くんが控えめに聞いてきた。




「首…絞めてもええ?」


「っは?」




正直引いた。

引いたし怖かった。



学生時代の先輩が、イくときに首絞められるのが最高、と言っていたのを聞いて、そこまで堕ちたくねぇ、と思ったのを思い出した。




「や、やだ、怖い」

「一回だけ、お願い、すぐやめるから」



たぶん、本気で嫌がって怖がってしまったのがよくなかった。


蓮くんは、私が本気で嫌がったり怖がったりするのを見るとすごく嬉しそうな顔をする。






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