陽炎の君
[ハジマリのウタ](1/14)
ダンスのインストラクターを始めて約3年。
定期で持つ通常レッスンとは別に、プライベートレッスンを依頼される時が稀にある。
「…アイドル、ですか?」
スクールのオーナーから言われた予想外のワードに思わず聞き返してしまった。
『アイドルと言っても、基礎力向上の為のレッスンだから何ら普通のレッスンのようにしてくれて大丈夫だよ。』
久しぶりに事務所に呼ばれたな、なんて思いながら見ていたオーナーは驚く私に気を留める事もなくニコニコ笑っている。
そう言えばイントラ仲間も前にやった事があるって聞いた事がある。…ダンサーにはわりと多い話なのかもしれない。
「分かりました、頑張ります。」
『よろしくね、ゆりちゃん。』
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