いつでも君を待っていた
[親](1/8)
「じゃー、お父様にも伝えるわね!」





伝えてなかったの?


「ちょっ、まっ「あっもしもしお父様?」


早…


「ええ、明日から希美の学校通いますわ」


『なんだと!!?そんなの許可する訳がないだろう!?』


ダイレクトに声が聞こえてくる


『ゴホッウウンそれに、そこ…がっ…い…が…ぞ?』


どうやら落ち着きを取り戻したみたいで


途切れ途切れにしか聞こえなくなってきた


「ええ。もちろん調べてありますわ。だからこそ、わたくしは希美の傍にいないといけないのです。それに」


ちらりとこちらを見て


「Il peut y avoir des espions」


聞いたこともない言葉を発した



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