元ヤンの嫁と天然の姑
[第1章 嫁と姑](1/4)




アタシ、遠藤 叶(えんどう かなえ)は18歳になって普通の会社員へとなり、4年後の22歳になったいま結婚することになった。

名字は遠藤から八坂に代わり、もやしみたいな感じの弱々しい感じの男だけど優しい旦那もできた。


結婚すると女には少なからずの問題が発生する。



家事、家計、子作り、子育てと今後の人生を考えても問題は山盛りだ。



そんなアタシは結婚直後、新婚生活を満喫するとともに早速とある問題に衝突することになってた。



「お義母さん!!それ塩じゃなく砂糖ですから!!」
「あらら?ごめんなさいねぇ、白いから間違えたわ♪えっと………こっちが塩ね」
「それは片栗粉ですぅぅぅぅぅ!!!」



問題とは同居する姑である。


姑。
八坂 実(やさか みのり)。
48歳という年齢ではあるが、見た目はとてもそうは見えず30台手前と言われても遜色がない美魔女。

性格は極めて温厚。
優しく、元ヤンであるアタシをも温かく受け入れてくれた優しいお義母さんだ。



ここまでなら問題はない。


ああ、ほんとこれだけならよかったのに。


お義母さんは紛れもない『天然』なのだ。



「あらぁ、おかしいわねぇ?でも大丈夫よ、叶さん!もう覚えたから!」
「お義母さん、それ昨日も一昨日もその前にも聞きましたけど!?」
「もう大丈夫よ!」


そう言って塩を加えるはずが、お義母さんは手に持った砂糖をドバドバと料理に入れていく。


「だーかーらー!!それは砂糖ですって!!!」
「てへ!」
「もーー!!!やだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」



これから書くのは元ヤンのアタシと、天然のお義母さんとの日常茶飯事となってしまった問題を描いたものだ。










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