探偵みたいな高校生達(LOVE CASE)


デート(1/13)

「う〜ん…どうするか…」


集合時間は正午なのに、起床時間がなぜか6時だった。
昨日はあんなことあったから疲れていたはずなのに自然と目が覚めた。


「アカン…6時間も何しよ……?」


部屋を出て、とりあえず朝飯を食べた。
朝からなぜかカツ丼が出て来たから母さんになんでか聞いたら


「昨日あんたがおらんかったから、あんたの分だけ余った」


と言っていた。
油ものを2日目に出すのはどうなんだろうか?


「ヒロは?」

「部活行った」

「ふーん…母さん、おかわり」

「んなもんない。納豆でええか?」


カツ丼の次に納豆食べるってどうなんだ?
でも、空腹を耐えれないオレは納豆ご飯を2杯食べた。


「さて…どうしよ?」


あの後、歯磨きに着替えを終えた。でも6時間なんて簡単に潰せるはずもなく、まだ4時間近くも余っていた。


「…本でも読むか」


次郎に借りた漫画−−実用してみたいノートナンバーワンであろう黒いキャンパスノートについて記されてる漫画を読み始めた。



−−−−−−−−−−



「どうしよう…?」


困ったなぁ…12時に集合なのに、7時に起きちゃった…。


「洋服も昨日の間に決めちゃったし……」


一番時間がかかりそうな服決めを昨日済ませれば、時間がギリギリになっても大丈夫って考えたんだけど……


「うまくいかないな…」


暗くなっちゃダメダメ!
初デートなんだもん、明るく行かなきゃ!!

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