全て実話の恐怖体験談。
[漫画喫茶](1/1)

これは私の兄が経験した話です。




(兄目線で書きます)





















これは僕が3ヶ月ほど前に体験した話です。




この日僕は同棲してる彼女と喧嘩をしてしまい
家に帰るのが嫌で漫画喫茶で一夜を過ごす事にしました。












いつも暇つぶしに行ってる漫画喫茶。




この日も顔見知りの店員に挨拶をして
一人PCゲームをしたり、漫画を読んだりしてました。








でも何かいつもと違うんです。






なんていうか..空気が重く、ずっと誰かに見られているような視線を感じてました。




個室で視線を感じるのは正直良い気分ではありません..

辺りを見渡しても誰もいないし気のせいだろう。







そう思い再びPCでゲームをしているといきなり画面が真っ暗になったのです。












あれ?っと思いとりあえず電源を入れようとした時




真っ暗な画面に映る自分の後ろに顔が見えたのです。















うわっ!!!!っと思わず声を出してしまい
すぐに振り返ってもやはり誰もいません。








その時私の声に気づいたのか
いつもの店員が『大丈夫ですか!?』と聞きにきたので

PCが壊れたと伝えようと思ったら





パッっとPCの電源が入りさっきのゲーム画面になったのです。















あれ..??っと思いながらも

なんでもないです..。すみません。と伝え
僕は気のせいだろう。と自分に言い聞かせ少し仮眠することにしたのです。














この漫画喫茶は個室だけど上はオープンなタイプ



多分漫画喫茶に行ったことある人は分かると思いますが
上は天井などなく開いてるのです。





つまり上から覗けるタイプってことです。














僕は横になりただ上をボーッと見てました。











このまま目を閉じれば眠くなるだろう...












そう思い目を閉じてるとさっきより視線を強く感じものすごく頭が痛くなったのです。















目を開けちゃいけない。












なぜか本能的にそう感じました。














そう思っていた時です





顔に何かが触れたような感じがしたのです。













僕は驚きのあまり目を開けてしまいました
















するとそこには



上から僕を覗いているおじさんがいたのです






おじさんの目は見開き、頭から血を流し


瞬きをする事なく僕をじっと力強く見てました
















僕はあまりの驚きに体が動かなくなりそのまま気を失ったみたいです。















目が覚めた頃には朝になっていて


すぐに漫画喫茶を出る時間になりました。

















僕は漫画喫茶を出て昨夜の事を考えてました。






僕を睨んでたおじさんを知っているような

そんな気がしたのです。








でもどうしても思い出せずモヤモヤしたまま
自分の家に着いた時




マンションの下に救急車が止まってたのです。












何かあったのかと近所の人に聞くと
このアパートの人が倒れていたので救急車を呼んだらしいけど
既に亡くなってた。と言うのです。











僕は昨日から連絡を取っていなかった彼女の事が心配になり

すぐに家に入るとそこには元気そうな彼女がいて安心したのですが






僕はその時あのおじさんが誰だったのか思い出しました。































僕が昨夜漫画喫茶で見たあのおじさんは
同じマンションの僕達の真上に住んでたおじさんだったのです。










軽く挨拶を交わした程度だったので
なかなか思い出せずにいましたが絶対にそのおじさんなのです














なぜ僕の前に現れたのか...






なぜ僕を睨んでいたのか...






昨日現れた時には既に亡くなってたのか...










いろんな事を考えると背筋がゾッとしました。















今でもそのマンションに住んでいるのですが
時々視線を感じる時があります。














もしかしてまだあのおじさんは僕の事を見ているのか...







そう思うとすごく怖いです。

























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