デスマッチゲーム
[12章:急転](1/7)
近衛が去って数日が過ぎた。
メンバーは山波、森、伊藤の男性陣と大藤、細川、黒田、麻生、松方が残っていた。
この日の午後5時、いつもの声が聞こえてくる。
『皆様、ご機嫌いかがでしょうか?』
「もうそんな時間か」
『では本日の死者をお伝え致します、本日の死者は2名でございます』
今までで一番少ない死者だった。
死んだのは二人だけか、みんながそう思った。
「また1日生き残ったな」
「………………また1日」
山波の言葉に、一人言だがそれに横に居た大藤が反応した。
『ここで新たなシステムを導入します』
この言葉に全員が反応する。
「新たなシステムだと!?」
『今現在、複数の集団が存在しております、この時刻をもってその集団をギルドと称します』
全員が嫌な予感をする。
このピエロは何をさせようとしているのか、画面の支配人に全員の視線が注がれる。
『同時にクエスト機能を追加致します、画面左上をタップしてみてください』
全員がおそるおそる言われた通りにタップする。
そして現れた画面に全員が驚く。
『クエストはクリアすると豪華な商品が出ます、なおこのクエストはギルド所属のメンバーの誰かがクリアすれば報酬を受けとることが出来ます』
「こいつは…………人の命を何だと思っているんだ」
『では皆様…………申し訳ありません言い忘れておりました』『このクエストに参加が消極的であるギルドには…………ペナルティを与えますので悪しからず、では皆様失礼致します』
支配人は消えいつもの待受画面が表示される。
クエスト
クエストレベル1
《他のギルド所属のメンバー1人を殺害する》
- 62 -
前n[*]|[#]次n
⇒しおり挿入
⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?
[編集]
[←戻る]