花のように散りゆく
あとがき ( 1 /1)





ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


今回は、かなりありふれたテーマを至る所に散りばめたお話になりました。

全体的に救いがなくて、暗くて、きっと今読み終わったみなさんはなんともモヤモヤしてると思います。笑



この作品は、浅美あこさん主催の
W×N企画参加作品となっています。


それぞれ決まった語群を使って書いているのですが、この作品では

花瞼

煙草

ネイル
ぬくもり
気怠い

がキーワードになっていました。


企画の話だというのにこんなに救いのない話になってしまって、その他にもいろいろと迷惑をおかけしてしまって……。

ありがとうございました。





愛の形は、さまざまだと思うのです。


燃えるように愛したい人、

安心と安定を求める人、

ただただ、愛されたい人。


いろんな形があると思います。

どれも正しくて、時に、どれも過ちになるのが愛というもの。


一歩間違えれば、狂った愛情になってしまう。


ただ、お互いを想い合うから純愛になるとは限らないし、

独りよがりな愛だから狂愛になるわけでも、ないと思うのです。


お互いを想うから、想いすぎて、尊重しすぎて、お互いどんどん溺れていくことも、きっとある。


愛の形だって、どんどん変わっていくモノです。

愛されるタイプ、愛せないタイプでも、いつか愛する時が来るかもしれない。


今回の藍己が、そう。

いろんな愛の形を、敢えて後ろ向きに、散りばめてみました。



内容については、敢えて曖昧にした部分も多いのでわかりづらい箇所もあるかと思います。



ひとつだけ、裏話をするとすれば。


ラスト。

どんなラストにするか、いくつか案を出していました。が、笑



みんなが丸く収まるラストは、初めから用意されてませんでした。←


自分で考えてて、どんどん気持ちが沈んでいって大変でした。

でもきっと、彼女たちにとってこれがトゥルーエンドであり、ハッピーエンドは私には考えられなかった。


あれだけ執着してしまった二人です。

あれだけ、悩み、苦しんだ二人です。


しあわせなんて、未来なんて、そんな不確かなものに怯えるのは嫌だと、きっと思うはず。

それ故の咲夜の、ラスト。



ほかのエンドも箇条書きで残ってるのですが、なかなかにひどい。

また機会があれば紹介しますね。笑



途中本当に、書けなくなってしまって。それでもどうにかラストまで書き上げることができて、そしてこうして読んでくださる方々がいることが、とても嬉しいです。


きっとそれが、
今の私にとっての しあわせ です。



最後になりましたが、ここまで読んでくださってありがとうこざいました。


またほかの作品でもお会いできたら嬉しいです。




それぞれに、それぞれのしあわせを。



北野りり



- 96 -

<<back next>>

>>🔖


⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?

[編集]

<<home.