秀くんと彩ちゃん(仮)

□[頭の良すぎる青年](1/6)


――――春。


先輩が卒業し、
知らない後輩たちが顔を揃える。

俺は、


またつまらない1年を
繰り返すのだろうか。


今年3年となり、受験生として
また、めんどくさいだけの
毎日が・・・・・。


「桜、綺麗だよね。」


ふわりとした声に、
思わず俺は振り返った。


「あ、私彩夏。坂口彩夏です。お隣よろしくね?」


そう言った彼女はもう一度
ふわりと笑って見せた。


綺麗な黒髪にサラサラなストレート。

大人びた顔に似合わない子供のような笑顔



あ、俺結構タイプかもしれね。

なんて思いながら彼女を見つめる。


「・・・桐岡秀也。」


これが、俺と彩夏の出会いだった。







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