鬼恋繚乱 其ノ二
[十九](1/4)
「翡翠は?翡翠はこの事どう思う?」





おーい!雪乃ちゃーん!!



俺今空気読んで静かにしてただろうが!





「え?うーん?そうだなー。よく分からねーや。」






俺を巻き込むな!本当に背骨折られちまうだろうが!







「真面目に考えてよ!」






いやいやいや、雪乃。






「悪いけど外に出る事は俺も賛成は出来ねぇよ、雪乃。」







そんな悲しそうな顔すんなよ!




俺までつらくなっちまうだろ。





そもそも……





「働かなくてもいいだろ。どうせ影虎の嫁さんになるんだろうし。」







雪乃は顔から火が出るかのように真っ赤になって俺を見る。







「そ、そんな訳ないでしょ!!」





「「え!?」」






おい!嫁さんになる気ねぇのかよ!




てか影虎もびっくりしてるじゃねぇかよ!








- 116 -

前n[*][#]次n
/670 n

⇒しおり挿入


⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?

[編集]

[←戻る]