鬼恋繚乱 其ノ二
[十九](1/4)
「翡翠は?翡翠はこの事どう思う?」
おーい!雪乃ちゃーん!!
俺今空気読んで静かにしてただろうが!
「え?うーん?そうだなー。よく分からねーや。」
俺を巻き込むな!本当に背骨折られちまうだろうが!
「真面目に考えてよ!」
いやいやいや、雪乃。
「悪いけど外に出る事は俺も賛成は出来ねぇよ、雪乃。」
そんな悲しそうな顔すんなよ!
俺までつらくなっちまうだろ。
そもそも……
「働かなくてもいいだろ。どうせ…影虎の嫁さんになるんだろうし。」
雪乃は顔から火が出るかのように真っ赤になって俺を見る。
「そ、そんな訳ないでしょ!!」
「「え!?」」
おい!嫁さんになる気ねぇのかよ!
てか影虎もびっくりしてるじゃねぇかよ!
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