鬼恋繚乱 其ノ二
[十五](1/6)
「あっ!あっ…あぁっ…/////」
細い腕だな。
掴めば折れてしまいそうだ。
この前は途中だったからな。
このまま狂わせるのも悪くない。
「余裕のない俺を見るのであろう?目を閉じていては見えないのではないか?」
可愛い奴だ、背中に爪が食い込む度に俺も煽られてしまう。
「っ….もう……やめ…て、んぁっ!!」
止めれる訳がないであろう?
火をつけたのはお前なのだから。
「泣いても無駄だ、このまま壊れるまで続けてやる。」
そうして俺のものになればいい。
いっそ誰にも治せんくらいに壊すか?
「やっ…やぁっ////ごめ……んなさいっ…/////」
なんの謝罪だろうな。
翡翠のことか?
勝手に飛び出したことか?
どっちにしろ……
「許してやらんよ。」
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